在宅酸素療法あれこれ1900
呼吸困難(息切れ)の原因;…………大きく三つに分けられる。

1.肺の病気によるもの   2.心臓の病気によるもの   3.それ以外のもの
救急外来を受診する患者さんのほぼ9割は、次のもので占められている。
気管支喘息、 欝血性心不全、 肺気腫などの閉塞性肺疾患、
 肺炎、  心筋梗塞などの虚血性心疾患、 間質性肺疾患、
 その他、心因性のもの、

呼吸困難の起こり方  急に起こるもの 肺炎、  胸膜炎、  過敏性肺炎、
突発性に起こるもの  自然気胸(胸痛を伴う)、  肺塞栓症、
気道異物(食事にかかわって起こるもの)
発作性に繰り返されるもの 気管支喘息、心臓疾患による心臓喘息、
不安による過換気症侯群、 刺激性ガスの吸入、
慢性に起こってくるもの

症状からの鑑別;
◎防水スプレーなどの吸入でも、重症の呼吸不全が起こることがある。

◎心臓喘息は、夜寝入ったあと2〜4時間後に発作的に息切れで目覚め、横になっておれず座ったり、立ち上がって歩き回ります。空気の不足感から窓を開けたりすることもある。


◎気管支喘息の場合は、早朝に、咳で目覚めてゼーゼーということが多く見られる。

◎慢性に進行するものは、肺気腫、肺繊維症、塵肺症、心不全、貧血などがある。


◎運動時に生じるゼーゼーという音が胸で聞こえる場合は、肺気腫、気管支喘息、心疾患が疑われる。

◎息切れ時に、爪の色や唇が紫色になるのは、チアノーゼといって重症な酸素不足が生じている証拠です。


◎呼吸困難と体位の関係も特徴的なものがある。

○心不全、気管支喘息、肺気腫などの増悪では、横になっているよりも座っているほうが楽で、苦しく横になれない起坐呼吸となる。

○肺がしぼんでしまう気胸や、胸膜に大量の胸水がたまる胸膜炎では病側を下にする偏側臥位を取ります。


◎安静時に起こらなくて動いた時だけ息苦しくなる場合は、閉塞性肺疾患、心疾患の可能性が高い。

慢性に呼吸器の障害があると、バチ状指といって太鼓のバチのように指の先や爪が丸くなることがある。

治  療;

 原因により治療はさまざまですが、大切なことは、呼吸困難が慢性になって慣れのために重症の低酸素血症に気付かなくなることだ。

 慢性の酸素不足である慢性呼吸不全を放置しておくと、5年後に生存している確率は20%ほどしかないという報告もある。

  
年のせいだ、疲れだなどと簡単に考えずに、まずは医者と相談してみる事が必要でしょう。


   

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