わんこオーナーのためのキャンピングカー講座

時代は変わったものです。 1956年製のオラが子供の頃、ほとんどの家庭で
犬は外で「飼う」のが当たり前でした。
ところが近頃ではほとんどの人たちが家の中で「家族」として迎えるようになってきました。
となりゃ、どこかへ旅行するときも一緒に連れて行きたいのは山々。  
しかし、ちょこっとそこへお買い物、などという場合ならいいのだけど、
お泊り旅行で一番困るの問題が「宿探し」ですよねー。

この頃はペットOKの宿も増えつつあるけど、まだまだ!  信州、伊豆あたりなら
随分な数のペンションがあるけど、それ以外のところへ行こうと思っても、
宿探しで四苦八苦なんてことは当たり前。  ネット検索して、やっとあった!としても、
電話の向こうからは「あいにく満室です」というショッキングな答えが・・

そこでオラが是非おすすめしたいのが、キャンピングカーなんです。

っな訳で、キャンカーとはどんなものなのか?、値段が高いのでは?とか、
どんなタイプを選べばいいのか? などなど、オラなりに解説してみることにしました。
愛犬家のみなさんにとって、参考になれば幸いなんだけど・・・


とんなタイプのものを選べばいいの?


スタート→

荒れた道路を走る はい →
いいえ ↓

ピックアップを所有 はい →
いいえ @へ
トラキャンをおすすめ

@

5人以上の家族である  はい →
いいえ ↓

長距離旅行をする はい ↓
いいえ Aへ

長距離旅行をする  はい →
いいえ ↓

バスが好きだ はい →
いいえ ↓
バスコンをおすすめ
A
充実した装備がいい  はい →
いいえ ↓

駐車場が狭い はい →
いいえ ↓

キャブコン(5mサイズ)
または高級バンコン
をおすすめ

一箇所に長期滞在する はい →
いいえ ↓

トレーラーをおすすめ
廉価版バンコンをおすすめ
大型キャブコンまたはフルコン
をおすすめ




キャンカーの
タイプ色々





バンコンバージョン
(通称、バンコン)
   
  トヨタのハイエース、日産のキャラバンなどバンをベースに室内をキャンカー用に改造
  したもので、日常の足としても使い勝手がいいです。
  ただし、最近の車両運送法の改正により、キッチン前の高さが160cm以上でなくてはな
  らないなど、構造要件が厳しくなっています。
  以前のように「なんちゃってキャンカー」では登録できません。 これは税金逃れを阻止
  するために改正されたためです。
  ただ、キャンピングカーメーカー(ビルダーなどという)が販売しているものであれば、諸々
  の要件を満たしており、心配することはないです。
  
  バンコンでも3名〜5名が就寝できるが、やはり多人数での長距離旅行では少々狭いと
  感じるでしょう。  2〜3名ならゆったりできます。
  また、バンコンでもトイレ・冷蔵庫を装備しているものもあり、実用上はまったく問題ない
  と言えます。
  普段は通勤に、連休には移動式コテージとして使うのに最高なのがバンコンかも

  ★ 新車価格は、簡易な装備のものであれば300万程度から、またトイレ・冷蔵庫など
    が設置された充実装備のもので400万前後となりますが、今どき、アルファードや
    エルググランドなどのミニバンでも300万以下では買えないことを考えると、バンコン
    を購入するということはとても賢い選択だと思います。

  ★ 中古車相場・・・・比較的走行距離の少ない、ハイエースロングの5年落ちで
               220万前後かな





キャブコンバージョン
(通称、キャブコン)
   
 キャブコンとは、トラックやハイエースなどベース車の運転席より後部を
 取っ払い、キャンカー用に架装したものをいい、居住空間が断然広くなって
 いるのが最大のポイントです。
 また、ほとんどのものが、室内幅190cm以上確保されているため、進行
 方向に対し横向きになって就寝できるのが嬉しいポイントです。
 上右写真でもお解かりだと思うが、2段ベッドを設置したタイプも多いです
 
 また、ベッドに関しては、運転席の上の出っ張り部分(バンクベッドという)
 にも2〜3名が就寝可能となっています。
 そして、キッチン前のダイニングは対面で4名ほどが座ることができ、その
 シートはまっ平にすることにより、2〜3名が就寝できるようにもなってい
 ます。 ちなみに、ベッドにも変身できるダイニングのことを「ダイネット」
 と言います。
 
 キャブコンの場合は水タンク、居住用バッテリー(サブバッテリーと言う)、
 などが外から簡単に取り出すことができるように専用の小さなハッチが設けら
 れており、点検などのとき、大変便利に造られています。

 なお、キャブコンの場合小さいサイズの車両でも幅2m、長さ5m程度はあり
 ますが、運転に関してはハッキリ言ってすぐに慣れます。
 ただし、大きいものになると、観光バスか?と思うくらいのものもありますが
 それでも運転については慣れの問題でしょう。
 日本の場合、道路事情、駐車スペースのことを考えると、極端にデカイものは
 逆に使い辛いかもしれません。
フルコンバージョン
(通称、フルコン)
           
 一見、キャブコンのようですが、「フル」という名の通り、運転席部分も別仕
 立てにしています。
 このことによる特に大きなメリットはないと思いますが、トラック等商用車が
 ベースになっている場合、顔つきを変えないと貨物車に見られることもあるた
 め、雰囲気を変更しているって感じと思えばいいでしょうか。
 ヨーロッパでは比較的多く見られるものです。
 室内のレイアウトなどはキャブコンと似たようなものになっています。
 また、当然ながら、顔つきまで変更している訳ですから、少々お高いようです




バスコンバージョン
(バスコン)
   
 そうです。 「バス」を利用したキャンカーです。
 バスコンの場合のメリットとしては、元々の室内空間が広いこと。 あとは男に
 しか解らないかもしれませんが、バスにあこがれている人たちにとっては雰囲気
 がいいのでしょうね。(実はオラもバスコンが欲しいのだけどねー)
 
 さらにもう一つメリットがあります。 バスはあくまで人を乗せるための車です
 から、乗り心地がいいです。  その割にはカーブでのロールも少なめのようで
 リアエンジンタイプであれば、静粛性も高いようです。




トレーラータイプ
   
 見ての通り、トレーラーですね。
 トレーラーは、引っ張る車が必要です。 この場合のメリットは、お出かけしな
 いときは、自宅に保管しておき、前の車は通勤など日時用に使えることにあります
 
 ただ、こいつばかりは運転にある程度の習熟期間がひつようです。
 そう、牽引した状態でバックするのが慣れるまでは大変です。
 しかし慣れてさえしまえば、目的地に着いて、同じ場所に滞在する際、前の車だけ
 でお買い物とか、観光ができます。
 逆に、車庫の問題がありますが、メリット・デメリットどちらを選ぶかは貴方次第
 ですねー。

 あと、トレーラーの車両重量が750`超のものであれば、牽引免許が必要です。
 しかし、750`以下のものでもかなりの居住空間があり、さらには200万円
 程度から購入できます。
ピックアップキャビン
(通称、トラキャン)
   
 ピックアップトラックの荷台の上に、必要に応じて別仕立てされた居住空間部分を
 乗っけて使うタイプです。
 メリットはトレーラー同様、不用なときはトラックだけで使えるという点でしょう。
 荷台への脱着は簡単にできますし、トレーラーのようにバックで手こずることもな
 いのがいいですね。
 価格は架装部分のみで200万円程度からあるため、少人数の場合なら意外と使い勝
 手がいいかもしれません。
 また、ベース車がピックアップトラックですから、河川敷等、路面の悪いところへも
 入って行きやすいというメリットもありますね。


キャンカーの
メリット
機 動 性   何と言っても、愛犬と一緒にお出かけしたいとき、時間に関係なくいつでも行動
   に移せるのが最大のメリットでしょう。

   例えば、金曜の夕方、仕事が終わってから出発でき、時間が有効活用できる
 ★ 観光客で混雑する場合、前日の夕方、近くの駐車場で車中泊することにより、
   一番乗りが可能となる
 ★ トイレ付のキャンカーなら、高速道路の渋滞時でも困らない
経 済 性  ★ 当然のことながら、宿泊代が「¥0」である
 ★ 機動力を生かしETCの深夜割引をうまく使えば高速料金が30%OFFになるし

   通勤時間帯割引を使えば100Km以内なら半額!となる
 ★ 各種税金が安めに設定されている

 ★ 乗用車と比較して、売却時の価格落ちがかなり少ない
居 住 性  ★ ほとんどのものが5〜6名以上がゆっくり寝られる
 ★ 断熱構造にした車が多いので、冷暖房がよく効く

 ★ ケージを積み込みやすい
そ の 他  ★ バスをベースにした車だと、観光地の駐車場で優先して駐車誘導してくれること
   がある (いいのか、悪いのか?、でもラッキー!)


キャンカーの
デメリット
駐   車  ★ 特に大きな車については都会地での駐車場に困ることがある
   (特に市街地では駐車場の高さ制限バーのため、入れないことが多い)
走 行 性  ★ バンベースのもの以外では、高速道路の横風喰らいやすい
 ★ 重心が高いため、カーブでのロールが大きめに出る

 ★ 重量があるため、加速性能、ブレーキ性能ともに多少落ちる
   (ブレーキについては、慣れの問題であり、さほど心配はいらない)
経 済 性  ★ 購入金額がそれなりである(新車だと300万〜3000万程度)
 ★ やはり、重量があるため、燃費は幾分悪くなる

 ★ タイヤ・・・・特に前輪についてはタイヤ外側の磨耗が早めである
そ の 他  ★ 人によく注目されがち(目立ちたいなら別だけど)


維 持 費
各種料金
車    検  ★ 新車時から毎回2年ごとで、整備費用については普通車とさほど変わる部分は
   ない
自 動 車 税
(毎年春)
 ★ 乗用車などと比較して少し安めに設定されてます
    高知県の場合だと・・・
           排気量2000超〜2500cc未満  2500超〜3000cc未満
     乗 用 車 →  45,000円     51,000円
     
キャンカー →  36,000円     40,800円       
重 量 税
(車検時)
 ★ 乗用車の半額に設定されてます
    2年の場合で比較すると・・・
           車両重量1.5t〜2.5トン未満  2.5t〜3.0t未満
     乗 用 車 →  50,400円     75,600円
     
キャンカー →  25,200円     37,800円
取 得 税
(購入時)
 ★ 取得価格×5% 乗用車などと同じ計算です
自賠責保険
(車検時)
 ★ キャンカーは少し高めに設定されてます
    2年の場合で比較すると・・・
          乗用車      キャンカー    トレーラー
        30,680円  40,730円  5,020円
   
任 意 保 険  ★ 普通車並みだが、車両保険を何百万も設定するとそれなりの金額に
高速道路料金
 ★ 88ナンバーのキャンピングカー登録車であれば、普通車と同額
   (ただし、トレーラーの場合は中型車扱いとなります)
フェリー料金
 ★ 他車種と同様、全長で決まる。 例えば全長4.99mのキャンカーと
   カローラは同額です。  ただし、舞鶴−小樽間の長距離フェリー
   などの場合、全長6mまでなら乗用車扱いとなり、それを超えると
   単純に全長に見合った料金になってしまいます。
そ の 他  ★ 簡単に言い換えると、移動式の別荘を所有することになる訳ですから一般家庭用
   のものでOKですが、キャンカー用のテレビ、DVDデッキ、布団など、余分に
   買い足すものがありますね。
   ただ、一度買ってしまえば長く使えますし、キャンカー自体を手に入れた瞬間
   から、そんなことはどうでも良くなるのが実態でしょう。 





水 廻 り
 キャンピングカーとして登録されるための必須要件には「キッチン」を装備
 することが決められています。
 キッチンがなければならないということは、水道が必要です。
 キャンカーの場合、飲み水用の「清水タンク」と、「排水タンク」を装備してお
 り、ポリタンクまたは、ステンレス製のタンクを使用しています。
 そして蛇口をひねると水が出るようにするためには電動ポンプも装備されて
 います。
 
 なお、清水用にポリタンクを使用している場合、いくらキレイにしていても、
 ポリの独特な臭いがあるため、害にはなりませんが、あまりおすすめできま
 せんので、飲み水だけはペットボトルなどに入れて使用している場合が多い
 ようです。

 また排水用にもポリタンクを使用する場合の注意点は、どうしてもタンクの内
 側が汚れるため、タンク内部に手を入れて洗えるよう、1箇所だけは大きな蓋
 のものがいいでしょう。

 また、2泊、3泊と長旅になる場合の注意点として、清水タンクに水を補充す
 る必要があります。 簡単にタンクを水道蛇口のあるところへ持っていける
 場合は問題ないですが、そうでない場合のために、5m程度の長さの水道ホ
 ースを積載しておくと便利です。

 満タンになった排水はどこかに捨てるしかありませんが、側溝に捨てたりす
 るのはもっての他。
 燃料給油のときに了解をもらってトイレに流させてもらうなど、マナーを守り
 たいものです。

 旅から帰宅した後は、必ず清水・排水タンクともキレイに掃除しましょう。
 特に排水タンクをそのままにしておくと、車内に臭いが充満なんてことも。



ト イ レ
 トイレは必須要件ではありませんが、やはりあると大変便利です。
 最近では「道の駅」やコンビにがたくさんでき、トイレには困らないという方も
 いますが、やはり寒い冬の夜間や、雨の日などオシッコのために一々外に
 出ていかなければならないというのは辛いものです。
 あと、そのキャンカーを売却するときのためにトイレは使わないという方もい
 ます。
 しかし、それではキャンカーの便利さが台無しだと思います。
 我が家では、オシッコもうんちも普通に使ってます。
 
 トイレには大きく分けて2種類があります。
 @ カセットトイレ・・・・車体に組み込み式のもので、便座は固定されていま
   すが、排泄物を貯めておくタンクは車外から取り出すことができ、手も汚
   さずに簡単に処理できるようになっています。
   また、水洗になっていますので、便器が汚れることもありません。
   ただ、お値段が少し高めではありますが。

 A ポータブルトイレ・・・・便座・排泄物タンクが一体式のもので、車内のどこ
   にでも積載できます。
   これも、処理する際に手が汚れるということはありませんし、1万円台で購
   入できます。
 
 トイレタンクに溜まった汚物も満タンになったらどこかで捨てるしかありません
 が、一部のオートキャンピング場以外、「ダンプステーション」と呼ばれる汚物
 処理施設はありません。
 したがって、これもガソリンスタンドなどで許可をもらいトイレに流させてもらう
 しか方法がありません。
 ただ、カセットトイレの場合、昼間は公衆トイレを利用することにより、3人で5
 泊程度なら何とか間に合うでしょう。

 その他の注意点としては、タンクの中に消臭を兼ねた防腐剤を入れておく必
 要があります。
 また、帰宅後、タンクの中を洗浄したあとは、500cc程度水を入れておく必要
 があります。
 これは、タンクのパッキンなどを乾燥から守り、ひび割れなどを防ぐためです

カセットトイレ



ポータブルトイレ



電   源
 キャンカーの中で使用する電気器具として、照明・水道用電動ポンプ・テレビ
 ヒーターなど、色々なものがあります。
 これらのものを作動させるための電源として、サブバッテリーが使われます。
 これは、エンジンを始動させるためのバッテリーとは別のものです。
 容量は100A程度のものを積載することが多いです。
 このバッテリーは走行中に充電できるようになっていますが、走行が少ないと
 充電もままなりません。
 そういった場合のために、一般の100V電源からでも充電できるようになって
 いますが、どこにでも100V電源があるわけではないです。
 オートキャンプ場ではほとんどAC電源が備わっていますので心配ないですが
 そうでない場合は、やはりある程度の走行充電が必要です。
 
 また、走行充電をしない場合のために、発電機を搭載しておくという方法もあり
 ますが、騒音の問題もありますので、場所を選ぶ必要があります。

 また、家庭用(AC100V)のテレビや電子レンジを作動させるためには、DC12
 Vのサブバッテリーだけでは電源供給が取れません。
 そのために必要なものとして、インバーターという器具が必要になります。
 これは、直流(DC)12Vの電流を交流(AC)100Vに変換するためのもので、
 電子レンジを使う場合なら、1500W程度に対応したものを設置する必要があ
 ります。